屈斜路湖畔にガラス工房を構える一ノ戸さおりさんは、仕事終わりに必ず屈斜路湖を訪れる。「風のない日は波がなく鏡の様。静かな日は魚の跳ねる音が響きます。風の強い日は波が高く海の様。湖の表情を見ていると癒されます」と語る一ノ戸さんの創るガラスのアクセサリーは、水をモチーフにした作品が多い。透き通るような明るいブルー、神秘的な純青、少し恐ろしさも感じるような深い藍。様々なガラスを組み合わせて、光や角度によって違った青さが見える作品はまさに湖。30年間、屈斜路湖を見つめ続けてきた一ノ戸さんだからこその作品が並ぶ。

店内にはガラス細工とともにパティシエ細川善弘さんが創るスイーツが並ぶ。「感性が似ているからやりやすいんです。まぁ、しょっちゅう喧嘩もしてますけど（笑）」と話す一ノ戸さん。一ノ戸さんの作品をヒントに、細川さんがオリジナルのスイーツを創っているので、ガラスとスイーツが阿吽の呼吸でリンクする。「結構、むちゃぶりもあるんですよ」と笑う細川さん。お土産に買ったネックレス『湖水』の青を見つめながら、湖のように美しいゼリーをいただく。「このゼリーは人気があるんですが、地元で作っている摩周ラムネがなくなったら終了です」とのこと。地産地消にもこだわったスイーツは美しく美味しい。

ガラス工房＆スイーツcafe grand-jeté ❸で素敵なお土産も買ったし、お薦めいただいたわこっちカフェ❹でオリジナルスパイシーカレーを食べて、川湯エコミュージアムセンター❶で予習した屈斜路カルデラ外輪山のドライブを続けよう！