１９８２年に開館し、今年で40周年を迎える『帯広百年記念館』。常設展示の他、毎月様々な企画展示で、帯広や、十勝の開拓の歴史を見て学ぶことができる施設です。注目は、２００６年に開設したアイヌ民族文化情報センター『リウカ』。アイヌ語で『橋』を指す言葉で、アイヌ文化との橋渡しができるようにとの思いが込められています。２０２２年4月からは、『リウカ』と常設展示室で多言語モバイル解説を導入！学芸員の池田亨嘉さんによると、QRコードから解説や動画などが見られるようになり、5か国語対応で、十勝のアイヌ文化を広く発信できるようになりました！今後は多くの方に利用されることが期待されます。

現在10名の学芸員が各専門分野を担当し、小学生の校外学習の案内等の対応もしています。多忙のようですが、疑問を解決できた時に喜んでもらえることがとても嬉しいとのこと。学芸員の大和田努さんは、「親子や異なる年代の人たちが展示を見て、語り合ったり、昔を懐かしんだり、対話のきっかけになるような展示をしたい」と教えてくれました。動物園や美術館がある公園の一角に帯広百年記念館があるので、興味のある方はぜひ訪れてみてくださいね。

気持ちの良い天気の日には、公園を散策しながら帯広百年記念館❶へ。長い歴史を最新ガイドで楽しんだら、豊頃町の名物を食べにレストランいしだ❷へ。次は、浦幌町の特産品を使ったスイーツを目当てにお菓子の店ニシムラ❸で自分用とお土産用を購入。夕日に向かって帰路へ。