食べる人によって、プリンかアイスか、はたまた別のスイーツか、意見の分かれるちょっと不思議なスイーツ。話を伺ったのは、企画開発を行った黒田しのぶさんと、販売を手掛ける谷口和華子さん。町長から、持って帰れる特産品のお土産を、と依頼を受けたのが始まりです。町の基幹産業が酪農でありながら、町民のほとんどが地元の牛乳を飲んだことがなかったことから、まずは牛乳を作りました。ちなみに、北海道で自治体直営で牛乳を作っているのは陸別町だけ。均質化処理をせず、より生乳に近いノンホモジナイズ牛乳は、月に1回ほど町内で買うことができます。
（※）均質化処理：生乳中にある乳脂肪球の大きさを細かい粒子にすること

牛乳ができると、今度は町民から「お土産にできるスイーツが欲しい」との声が。牛乳の美味しさが伝わり、長く保存ができるように、冷凍できるカタラーナを制作。ところが、試食した人の「これ、プリンじゃない？」との発言からプリンとして発売することになりました。現在はフレーバーも4種類に増え、年間約1万個を販売する人気商品に。紹介しきれないほど細部までこだわった逸品ですが、考案はプロではなく、町の主婦の方々というから驚きです。食べごろの目安は、冷凍庫から常温に戻して30分後。1時間経つとトロトロになり、カスタードとしてバゲットにつけてもOK。食べ方は自分次第♪

広大な北十勝を1日かけてドライブ！士幌高原ヌプカの里❶で絶景を堪能したら、コヤカフェ❷のコーヒーと足湯でリラックス。足寄町のラワンブキ観賞圃場❸で巨大なラワンブキと記念撮影した後は、道の駅オーロラタウン93 りくべつ❹でおあずけプリンを買って、1つは車中で、残りは自宅で楽しんで。