vol.30
天塩川シーニックバイウェイ
ヒュッテが繋ぐよどこまでも
窓の中を列車が走りゆく。
塩狩駅の宿 塩狩ヒュッテは
線路のように、人・こと・時を繋ぎ、
心を繋いでくれる場所。
Scenic Byway vol.30 冬春号 '22-'23(2022年11月時点の情報です)

私がご紹介します
文/冨田 真未
人と人が行き交い、旅立ち、戻ってくる場
「長い山道を歩き、ようやく山小屋の明かりをみつけた時の、ほっとしたあの感覚。そんな小さな明かりをずっと灯し続けていきたい」と合田さん。夫婦でこの地へ来て、今年で10年。宿名には、ドイツ語で山小屋を指すHuetteを入れ、木のぬくもりが心地よい手作りの塩狩ヒュッテ❶に、新しく自家製の五右衛門風呂も完成。目の前の川を挟んで奥に見えるのは、線路と時々列車。そう、ここは、小説『塩狩峠』でも有名な、JR宗谷本線の塩狩駅にあります。夕飯時、旬の食材を使った美味しいお食事をいただきながら、他のお客様とお話しているうちに、コアで旬すぎて、まだ世に出てないような魅惑の情報が盛り沢山に舞い込んできて、今すぐ行きたい場所、会ってみたい人ができるほど。毎回メモ帳必須。その横にはいつも合田さんの笑顔と優しい関西弁。静かな森の中の宿に、一日中列車の走る音が鳴り響くのに、この距離感さえも居心地の良さに繋がっています。列車のお客様と目が合うんじゃないかと思いながら、ベッドに横になって窓の外を眺め、いつの間にか就寝するのがたまらなくいいのです。
この地に来たらこの地のものを
ヒュッテから国道40号を和寒市街地に向かった先にあるわっさむ町 食と観光案内所❷は、地元で採れた農産物などを使った特産品や観光情報を入手することができます。次なる遊びの場へ持ち込む特産品と情報をゲットして!
寒いけど、やめどきを忘れちゃう冬の遊び・ワカサギ釣り
剣淵町の桜岡湖。冬の美味しい遊びといえば、ワカサギ釣り。厚く凍った氷上に深い穴をあけて遊ぶくらいなので、寒くて当たり前。湖前のレークサイド桜岡❸は、日帰り入浴可能な温泉があるので、ほっこり温まって帰りましょ。

春の桜、秋の紅葉。季節毎の色で宿が囲われる。

この日の晩御飯のかぼちゃグラタンは、器も全て完食。

宿主の合田康代さん。おしゃべりをしに行くだけでも楽しい。

塩狩ヒュッテ ❶
住 所 上川郡和寒町字塩狩503-2
問合せ 0165-32-4600、090-1963-3524
営業時間 【チェッ クイン】16:00~22:00、【チェックアウト】10:00
休 日 不定休
料 金 【2名1室利用】7,280円/泊、【1名1室利用】7,940円/泊、冬季(10~5月)はプラス暖房費330円、ほか
470 205 000*44
Drive お立ち寄り情報
剣淵温泉 レークサイド桜岡 ❸

白い雪の森に囲まれた桜岡湖でのワカサギ釣り。駐車場代はかかるけど、釣り料金は無料!有料で釣り具のレンタルもあるので、手ぶらでもOK。駐車場利用やレンタルは、レークサイド桜岡のフロントへ。

静かな森で釣りを楽しもう(左)、温泉でゆっくり温まろう。大きな窓からの景色も抜群(右)

住 所

上川郡剣淵町東町5141 

問合せ 0165-34-3100
営業時間 【解禁期間】2023年1月上旬~3月上旬頃まで
※氷の状態で解禁期間が変更になる場合が有。事前に施設に要確認、
【利用時間】7:00~17:00、
【日帰り入浴時間】10:00~21:00、金曜のみ17:00~21:00(最終受付20:00)
休 日 期間中無休
料 金 【ワカサギ釣り料 金】無料、【駐車場代】1000円/台、【日帰り温泉】大人 500円・小人250円、他
470 651 333*52
わっさむ町 食と観光情報案内所 ❷

正面から入ってすぐに目に入る観光案内所と特産品売り場。他ではなかなか手に入らない、まさにここにしかないものだらけ。食品だけでなく、アクセサリーや工芸品なども。

国道40号に面した交流施設ひだまり。ミーティングルームなどもあり(左)、どれにしようか迷ったら、案内所の方にお勧めを聞いてみて!(右)

住 所

上川郡和寒町字北町200 交流施設ひだまり内 

問合せ 0165-32-6810
営業時間 9:00~17:00(施設全体は8:30~20:00開館)
休 日 月曜日、年末年始 (12/30~1/6)
料 金 わっさむペポナッツ360円、塩かりんとう 塩カリッ450円、他
470 410 005*60
TEPPEN×TONGARI 北海道縦断ライドを開催しました!

今年、5回目の開催となった広域サイクリングイベント『TEPPEN-RIDE』。さらに北海道サイクリング協会主催『TONGARI-ROAD-RIDE』とも連携し、襟裳岬~旭川~宗谷岬までの約700kmを結ぶ北海道縦断ライドを開催。当日の様子は『きた北海道 エコ・モビリティ』のFacebookをご覧ください。
★TEPPEN-RIDEは天塩川シーニックバイウェイと宗谷シーニックバイウェイの連携事業です。

TONGARIから繋げる、タスキを運ぶTEPPENガイド(左上)、旭川駅の出発式でTONGARI参加者と共に(右上)、縦断には3名が完走!(下)
住 所

名寄市東1条南7丁目1-10 駅前交流プラザよろーな 1階
NPO法人なよろ観光まちづくり協会内 TEPPENRIDE 事務局 

問合せ 01654-9-6711(同協会内/9:00~17:00)
Scenic Byway HOKKAIDO

シーニックバイウェイ北海道

シーニックバイウェイ支援センター

〒001-0011

札幌市北区北11条西2丁目2番17号セントラル札幌北ビル4F

9 552 584*33

TEL:011-708-0429(平日 9:00~17:00)

FAX:011-708-0430

E-mail:

※「マップコード」および「MAPCODE」は(株)デンソーの登録商標です。

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