新千歳空港から洞爺湖を眺めつつ約3時間。倶知安駅前通りに面するチャイランカ❶へ。皮から全て手作りの餃子は四元豚を使ったオリジナル。本場のスパイスを使って、手間ひまをかけたスリランカカレーは、自分で食べ方をカスタマイズすることで何度も味変するのが楽しい。「まずは自分がやりたいことから始めた」という伊藤麻結さんのチャレンジは始まったばかり。

倶知安町から約30分。名水百選としても知られているふきだし公園❷へ。敷地内にある湧水のスポットは、清涼感たっぷりの水音が絶え間なく続き、マイナスイオンに身体中が包まれる感覚が心地よい。飲料または炊飯用として容器持参で訪れることをお薦め。

京極町から約1時間30分。洩れた灯りとのれんの温かさに心躍らせ鮨正❸の店内へ。カウンター席と小上がり席の造りは、みんなが愛する町鮨の代名詞。地元常連客と観光客が入り混じる店内はいつも賑わいを見せている。『大ちゃん』としてお客さんから慕われる沼田大喜さんは、初代で父の正光さん、母の理津子さんらと家族で鮨正の味を守っている。「父が握る鮨に合う日本酒にこだわり提供しています」と語る。大喜さんのお薦めは「刺身盛り合わせ、焼き物、お寿司のコース」、「あとは馬刺しも人気。うちを馬刺し屋さんと呼ぶお客さんがいるほど」と笑う。お寿司以外のメニューの豊富さとコスパの良さは、町鮨の真髄。何度も通いたくなるお店になることに違いない。「お客様の声に応えながら次の世代に繋いでいきたい」と大ちゃんはこれからも店を大切に守り続ける。