その旅行会社は『コササル』。「○○さる」は北海道弁で、「ついやってしまう」という意味で使われる方言だ。コササルには、「ついつい行きたくなっちゃう」といった意味が込められている。旅行プランナーの金川さんは留萌市出身で旅作りの達人。酒蔵、ダム、漁港、雪かきといった留萌の日常をつなぎ合わせることで、唯一無二のツアーを作り出してきた。大手旅行会社で培った経験と故郷への愛着のブレンドが成せる門外不出の旅のレシピだ。

数あるツアーの中で印象深いのは、雪国ならではの少し珍しいインフラ・流雪溝を舞台とした『苫前くらし体験ツアー～冬編～』。苫前町の地域住民たちと一緒に雪かきをする地域参加型ツアーを手がけた。雪がない地域においては雪かきも流雪溝もすべてが新鮮！スポーツ感覚の雪かきは一度行ったら、まさに『コササル』感覚になること間違いなし。現在掲載中のツアーはコササルのウェブサイトで確認ください。

「留萌では今いろいろなものがリニューアルされながら、昔と今がつながってるんですよ！」と金川さん。ドライブ初日は、今年10月1日にリニューアルオープンした道の駅風W（ふわっと）とままえへ。隣接するとままえ温泉ふわっと❶は、客室がキャビンタイプへと大改装！安価に利用できるようになったので、一人旅や仲間旅でも◎。２０２３年4月には道の駅も含め全面グランドオープンの予定で、地場商品を扱う物販エリアや子育て応援施設も拡充するとのこと。天売・焼尻島を眺めながらの露天風呂、さらには水風呂付サウナで整えるも良し。翌日は、2代目オーナーにバトンタッチされた天塩町のコーヒールームあげいん❷で先代の味を継承したカツカレーを。ドライブにはぜひ改訂した『オロロンまっぷ』をお供に。そんな留萌の今昔の変化を楽しむ『リニューアル旅』もいかが？