波のように美しくうねる美瑛の丘を横目に進むと見えてくる白樺の木立。木々の間に佇む拓真館❶でアーティスティックな写真展示を堪能したら、江花珈琲焙煎所❷を目指し一路、上富良野へ。カウンターから出迎えてくれるマスターの澤さんは、5年前に移住し自ら古民家を改修して焙煎所を立ち上げました。それまでDIYが趣味というわけでもなかったという澤さんは「何でもやろうと思えばできるもんだよ」と屈託なく話してくれました。当時52歳だった澤さんは何のつてもなかった上富良野で『人生を変える』焙煎所をはじめ、地域の中で生きる道を模索。コーヒーを通じて人との縁が繋がり、新たな世界が拓けていったと言います。
江花珈琲焙煎所では常時30種以上の生豆を用意しており、注文を受けてから焙煎し販売しています。好みの味や濃さに合わせて澤さんが豆をセレクトし焙煎している間にコーヒーの試飲も。雑味のないまろやかな味わいは徹底したハンドピックが決め手。毎日豆とにらめっこして傷んだ豆を丁寧に取り除いています。コーヒーのお供には手作りのケーキや南極越冬料理人が作る南極ドライカレーなるメニューも。何をするにも楽しく本気で取り組む澤さん。地域と歩むこの先は、地元野菜を使った料理のテイクアウトコーナーや新たなコラボ商品などワクワクする未来が拓けています。
自分好みのスペシャルティコーヒーを存分に楽しんだら、帰りは大雪の山々を間近に見られる十勝岳望ぼうがくだい岳台❸へ。眼下に広がる富良野・美瑛の景色を眺めながら旅の思い出を振り返ってみませんか。
豆の入った箱がずらりと並ぶ店内。
晴れた日には窓から芦別岳が見える
江花地区道道沿いにある看板を目印に入る
スイーツを担当している奥さん、澤さんと親子のような師弟関係の平間さんと
住 所 | 空知郡上富良野町西5線北20号2201-55 |
問合せ | 0167-45-5678 |
営業時間 | 10:00~17:30 |
休 日 | 水・木曜日 |
料 金 | コーヒー600円~、本日のケーキ550円、南極ドライカレー1,100円 |
349 426 302*36 |
燃えるような赤い麦畑を写した前田真三氏の『麦秋鮮烈』。美瑛の景色の素晴らしさを世に広め、親子3代に渡り美瑛の風景に魅了され続けた3人の写真家の世界を満喫できるギャラリー。
作品の世界観に没入できる巧妙にデザインされた展示スペース(左)。夏には屋外イベントの予定も。詳しくはInstagramを!(右)
住 所 | 上川郡美瑛町字拓進 |
問合せ | 0166-92-3355 |
営業時間 | 【4~10月】10:00~17:00、【11~3月】10:00~16:00 |
休 日 | 水曜日(7~9月は無休) ※ネットショップ告知要確認 ※11月展示入れ替えの為臨時休館あり。詳しくはHPを |
料 金 | 無料 |
349 704 245*23 |
十勝岳の真下標高930mにある展望スポット。山々を間近に見ることができ、眼下には旭川から富良野までを広く見渡せます。紅葉の見頃は10月上旬。秋色に彩られた山々は絶景間違いなし。
9月下旬から色づき始める(左)、シェルターも併設し周辺登山の拠点にもなっている(右)
住 所 | 上川郡美瑛町白金 |
問合せ | 0166-92-1111(美瑛町役場) |
休 日 | 冬季閉鎖期間有 |
料 金 | 無料 |
796 093 373 |
道北で活動する4つのシーニックバイウェイルートが連携した、道北の美しい風景をテーマとしたフォトコンテスト。グランプリには2万円相当の地域特産品をプレゼント。学生部門も有ります。みなさんからの応募をお待ちしています。
住 所 | 空知郡上富良野町日の出公園 |
問合せ | 電話:01654-9-6711 mail:dohoku.scenic@gmail.com (道北ルート連携フォトコンテスト実行委員会(事務局:天塩川シーニックバイウェイ)) |
募集期間は6月1日~9月30日。詳細はHPをチェック。