函館空港から約2時間。豊富な海産物、酪農や農業が盛んな八雲町へ向かう。「自然が近くて本当に暮らしやすい町ですよ」と語るのは、八雲町地域おこし協力隊❷の藤谷周平さん。札幌出身の藤谷さんは、「自然豊かな環境で仕事も人生も楽しみたい」との思いから、東京での4年間の社会人生活を経て八雲町に移住。現在は、地域おこし協力隊員として観光促進やワーケーション事業等に邁進している。「太平洋と日本海に面し朝日と夕日の両方が楽しめること、何を食べても味が濃く美味しい贅沢さ、そして何よりも人の優しさが魅力です」と藤谷さん自身が八雲暮らしを満喫しているのが伝わってくる。
藤谷さんらが手掛けるプロジェクトの一つに体験プログラムがあり、その窓口となるのが人が集まる現代版のSENTŌ( = コミュニケーションの場)を目指すYakumo Village ❸。「八雲は旬が通年と言われるほど、どの季節に来ていただいても、食べ物や体験等から八雲らしさを満喫できます」と謳うように一年を通して様々な体験プログラムが提供されている。夏から秋にかけて体験できるのは、牧場での酪農体験や星空観察体験、熊彫り体験など。宿泊可能なゲストハウスもあるので、ゆっくり滞在して存分に味わいたい。
翌日は、八雲町を南下して、約2時間。太平洋を見渡す椴法華地区の岬にある恵山岬灯台公園❹へ。船の航海を見守る灯台が建ち、散策路のある公園からの眺望は絶景。また岬近くには、波打ち際の野趣あふれる露天風呂水無海浜温泉もある。
八雲町の魅力を語ってくれた藤谷周平さん
市街地と豊かな自然環境の近さも特徴
移住者も多く「何かやりたい」という若者が集う
住 所 | 二海郡八雲町住初町138 |
問合せ | 0137-62-2116(八雲町役場 商工観光労政課) |
営業時間 | 町役場開庁時間:月~金曜日(8:30〜17:15) |
687 602 367*13 |
豊かな自然に囲まれて、農業や漁業、酪農が盛んな八雲町。Yakumo Villageでは、地元の人たちと交流しながら自然や産業を体験できる様々なプログラムが楽しめる。
子牛のミルクやり、農家さんとの交流など(左)、八雲町自慢のスポットでの星空観察(右)
住 所 | 二海郡八雲町末広町30 |
問合せ | 0137-66-5526(9:00~17:00) |
営業時間 | 9:00~17:00 |
休 日 | 不定休 |
料 金 | 和牛のお世話体験3,000円、星空観察体験1,500円、熊彫り体験4,500円、ゲストハウス宿泊3,000円~ほか |
687 602 434*67 |
津軽海峡と太平洋の境を標す恵山岬に建てられた灯台(1890年(明治23年)に点灯)と、その景色を楽しむことができる公園。様々な場所から色々な見え方が楽しめる灯台として人気。
『日本の灯台50選』にも選ばれている(左)、天気が良ければ津軽海峡越しの本州も望むことができる(右)
住 所 | 函館市恵山岬町 |
問合せ | 0138-86-2111(函館市役所 椴法華支所 産業建設課) |
営業時間 | 通年 |
休 日 | 無休 |
料 金 | 無料 |
875 217 460*71 |
函館市の玄関口である国道5号(函館新道)沿道を舞台に、約800名の参加者が色とりどりの花を植栽し、来訪者をもてなす取組。今回は記念すべき20周年を迎え、北海道日本ハムファイターズも応援してくれている。
ボランティアの方々が植えた花々が華やかにお迎え(左)、ファイターズのB・B君も花植えのお手伝い(中)、参加者に配られる特製焼きそばも人気(右)
住 所 | 国道5号(函館新道)沿道 函館市石川町及び桔梗町 |
問合せ | 0138-45-7576 函館花いっぱい道づくりの会事務局(NPO法人スプリングボードユニティ21) |
営業時間 | 植栽期間 6~10月末まで |
86 314 754*15 |