『さくらの里』松前町を巡る前に2022年7月にオープンしたカフェへ。192年前に建てられた町の有形文化財松本家土蔵をリノベーション。2023年には日本遺産に認定された他、建物の側にカフェデッキが付設。町人の歴史や文化がぎゅっと詰まった博物館でもあり、シーニックカフェでもあります。穏やかで懐かしい空間に五感を満たす松前を居見世 茶蔵❷でまずはご堪能ください。

松前の町には日本最北の日本式城郭があり、復興天守は松前城資料館❸になっています。江戸時代に都から渡ってきた人が桜を植えたとされており、後に、鎌倉兼助氏が『花守』として接ぎ木や移植をし『さくらの里』の基を築き、今は地域全体が『花守』として、桜を育んでいます。松前の桜は250種類約1万本あり、早咲き・中咲き・遅咲きと分けられ、代表品種は南殿・雨宿・関山です。開花基準となる染井吉野は早咲きの分類です。松前生まれの桜は約100種類あり『松前』や『幸福』といった名前がついたものもあれば、名がない桜も。園内には桜資料館と桜見本園❹があり、多品種を1つの場所で観賞することができます。松前は、和の花・桜の多彩な奥深さを満喫できる里なのです。

桜で心を癒した後、身体がくつろぐ温泉へ。地域温泉は時がゆったりで気持ちもほんわかします。旅の疲れがとれる知内町のこもれび温泉❺は国道から車で5分程度のところにあります。入浴料が安価でソフトクリーム150円を合わせてワンコインは癖になりますね。地産のパンや野菜も買物できて美味しく食事もできるので、隠れ家にしたくなる地域温泉です。