vol.32
函館・大沼・噴火湾ルート
鹿部の漁師とお客様に感謝を込めて
噴火湾産の原料しか使わないというこだわり。
北海道鹿部町で生まれた、たらこの新しい提案。
地元鹿部の人や漁師さんにも認められた味。
Scenic Byway vol.32 冬春号 '23-'24(2023年12月時点の情報です)

私がご紹介します
文/中村 幸治
カラスミを参考にした
新商品『タラスミ』

函館空港から約1時間。穏やかな噴火湾と雄大な駒ヶ岳を望む鹿部町へ。一印高田水産❶店長の高田未花さんは「水揚げされる魚介、それを使った加工品、特に名産・鹿部たらこやホタテ貝の美味しさは胸を張る自信作」と笑顔で語る。二代目 高田大成さんが市場での買い付けから味付けまで、全て手仕事で仕上げた最高品質の『雪たらこ』は、北のハイグレード商品2022を受賞した。さらに「常温のお土産が欲しい」というお客様の声から生まれた新商品『タラスミ』は、カラスミを参考に構想から5年をかけて開発したタラコの珍味。箱館醸蔵の日本酒"郷宝"(吟風・特別純米酒)で漬込み、低温乾燥・熟成させ、タラコのうまみを最大限に引き出した逸品。「大自然に左右される暮らしは命の危険もある。良い時、悪い時がはっきりわかる漁師町の人間が持つ懐の深さと助け合いの精神が鹿部町の魅力」と未花さんがそっと教えてくれた。

熱々で美味しい温泉蒸し釜

次の目的地は、道の駅しかべ間歇泉公園❷。もくもくと立ち上がる水蒸気に誘われ、鹿部温泉蒸し釜料理に舌鼓。道の駅館内で購入した地元食材を自ら調理する楽しさと美味しさは心躍るひととき。園内にある、しかべ間歇泉の100℃にも及ぶ天然温泉を利用した足湯も堪能したい。

温泉でくつろぐサルが人気

鹿部町から車で約1時間。豊富な湯量で来訪者を癒してくれる湯の川温泉にある函館市熱帯植物園❸へ。冬の風物詩であるサル山で温泉につかるサルたちの愛くるしい表情は、ユーモアと可愛らしさ満点。知る人ぞ知る函館の穴場スポット。

自社規格の最高品質のたらこのみを使用した『雪たらこ』

タラコのうまみを最大限に引き出した『タラスミ』

二代目・高田大成さん(左)と未花さん(右)

一印高田水産 ❶
住 所 茅部郡鹿部町本別15
問合せ 01372-7-2013
営業時間 月〜土9:00~17:00(日曜不定期営業)
休 日 電話にて要問合せ
料 金 タラスミ(1本)1,200円、雪たらこ(230g)1,950円ほか
744 457 414*44
Drive お立ち寄り情報
道の駅しかべ間歇泉公園 ❷
鹿部温泉 蒸し釜料理

温泉の地熱を利用した大人気の蒸し窯コーナー。大地の恵みを受けた温泉で約10分ほど蒸し上げることで、お肉や野菜、たまごなど、いつもとはひと味違った食の醍醐味を堪能できる。

蒸気の力でヘルシーに仕上がる豚肉セット(左)、北海道遺産認定のしかべ間歇泉(右)

住 所

茅部郡鹿部町字鹿部18-1

問合せ 01372-7-5655
営業時間 【12/1〜3/19】月~木10:00〜15:00、金~日・祝9:00〜16:30
【3/20〜11/30】月~木9:00〜15:30、金~日・祝8:30〜16:30
休 日 【1/1〜3/19】水曜日【3/20〜12/31】なし
料 金 お肉と野菜のセット820円、たまご(5個入)400円ほか※季節により商品が変わります
744 400 122*23
函館市熱帯植物園 ❸
サル山温泉

温泉につかるニホンザルの愛らしい姿を見られるのは、函館の冬の風物詩のひとつ。毎年、12月から5月のゴールデンウイークまで見ることができる。園内の温室や足湯も楽しめる。

サルたちも湯加減にはこだわりがあるとか(左)、暖まった身体を雪で冷やす様子に親近感も(右)

住 所

函館市湯川町3-1-15

問合せ 0138-57-7833
営業時間 【11~3月】9:30~16:30、【4~10月】9:30~18:00
休 日 12/29~1/1
料 金 一般300円、小学生・中学生100円
86 080 515*60
手づくりキャンドルの灯りが街を優しく包む

シーニックdeナイトは、国道・道道沿線、観光施設や公園などに、手作りワックスキャンドルで、訪れる人をもてなす取り組み。ワックスキャンドルのほのかな灯りは、見る人の心に安らぎを与え、いつまでも見ていたい優しい気持ちになる。

国道5号(函館新道)のハート形キャンドル(左)、地元の子どもたちもキャンドル点灯に参加(中)、五稜郭タワーからの眺め(右)

住 所

五稜郭公園、シエスタハコダテ、国道5号(函館新道)沿道、函館亀田八幡宮、函館市縄文文化交流センター、函館七飯スノーパーク(予定)

問合せ 0138-45-7576 シーニックdeナイト実行委員会(NPO法人スプリングボードユニティ21内)
営業時間 毎年2月上旬から下旬にかけて週末に各地で開催
Scenic Byway HOKKAIDO

シーニックバイウェイ北海道

シーニックバイウェイ支援センター

〒001-0011

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