日本一寒い陸別町では、産業化に向けた薬用植物の試験栽培が行われています。そこへ移住してきた日向さんご夫婦は薬剤師の資格を持ち製薬会社で勤務していた経歴の持ち主。ご主人の日向優さんは、地域おこし協力隊として様々な植物の栽培に携わり、3年の任期を終えて２０２１年に『種を育てる研究所』（以下、『タネラボ』）を立ち上げました。タネラボは、特殊な知識を必要とする薬用植物の栽培、商品化、販売までを一手に手掛ける国内では希少な存在。そのため、タネラボの取組みを一目見ようと大学の教員や医療関係者、食品関係者など、様々な職種の人が年間１００人ほど、畑の見学に訪れます。

生命科学の博士で、薬膳コーディネーターでもある日向さん。現在はリラックスタイムにお勧めの、陸別町産のトドマツとアカエゾマツの精油やハーブティーのほか、様々な香草や薬草に、陸別町産の『トウキ葉』をブレンドした『天使のジン』という蒸留酒を商品化。道の駅やホームページから購入できます。「今後は、陸別産のハーブを使い、男性でも使いやすく肌に良いハンドクリームなどを手掛けてみたい」と日向さん。タネラボの新商品が待ち遠しいですね！

冬の癒しを求めて北十勝をドライブ。まずは士幌町のカフェまるく❶で体に優しいブランチを。雪景色を眺めながら陸別町まで走り、道の駅オーロラタウン93りくべつ❷でタネラボのハーブティーなどをお土産に購入。足寄町まで戻り、レストランあしょろ❸で地元食材のメニューを楽しんだら、銀河の湯あしょろ❹でのんびり温泉に浸かり、ドライブの疲れを癒して。