１９８６年設立の『小清水手織りの会』の工房へお邪魔しました。小さな建物の中は、機織り機が５台。代表の渡辺和恵さんにお話を伺いました。

「もうじき40年。ずいぶん長く続いています。私たちには譲ることのできないこだわりがあります。

• 手紡ぎで糸を作ること。
• 自然の草木で染めること。
• 機音を奏でて織ること。

染料となる植物を集め、羊毛を染め上げます。同じ材料を使っても、同じ色には染まらない。自然ってそうでしょう？それが楽しいんですよ。

草本はヨモギ・イタドリ・セイタカアワダチソウ、樹皮はシラカバ・クルミ・ハンノキなどのオホーツクにある植物を使い、肌触りの良さと、優しい色合いが魅力的。欲しいなぁ、どこで購入できるのでしょう？

女満別空港から国道２４０号を網走市に向かい天都山を目指して約20分。北海道立北方民族博物館❶があります。グリーンランドから北欧、アイヌ文化を含めた北方民族とオホーツク文化を紹介する博物館は国内唯一。手仕事の刺繍、織物、道具などの展示をご覧ください。併設のミュージアムショップにはオリジナル商品や小清水手織りの会の作品も販売されています。

天都山を抜け、網走から海沿いに走る国道３９１号は、オホーツク海、濤沸湖に挟まれ、斜里岳から知床半島の勇壮な景色を楽しめるルートです。道の駅はなやか（葉菜野花）小清水❷は、地元の野菜やスイーツから魚介類、お土産品、軽食、JRの駅も併設。小清水手織りの会の作品も多数揃っています。周辺にはアウトドアショップからコンビニ、飲食店が並び、オアシスのようなエリアです。