昨年10周年を迎えた幕別町にあるcafe&gallery nanakamado ／工房 十勝の木のうつわ❸。「器にするために重要なのは木の水分を抜くこと。十分に水分が抜けていないと器が歪んでしまうため、制作する物によっては数年木を寝かせて乾燥させます」と話してくださったのは、全国各地での展示販売と作品作りに忙しいご主人の佐々木要さんと息子の允さんに代わり、直営店であるカフェを切り盛りする奥様の佐々木えい子さん。器にするには木のどの部分でも良いわけでなく、器に対してどこを使うか決める『木取り』が重要なのだそう。薄くても丈夫な器に加工するための道具である『鍵鑿』（ノミの種類の一つ）なども自作するという、正真正銘の職人です。

長く使える木の器は、10年以上愛用する人もいるそうで、塗装の修理もしています。費用は新品の１/３程度と、新しく買うよりもお財布と環境に優しいのが嬉しいところ。「木の器は軽くて割れにくく、熱くならないので持ちやすい。実用的なところが魅力です」とえい子さん。大切な方へのプレゼントやアウトドアでも活躍しそうな器を、ぜひ見に来てくださいね。

鮮やかな緑が眩しい！ただそれだけを理由にドライブへ出かけよう！ 本別町の仙美里鉄道資料室❶で思い出の鉄道史などに思いを馳せ、小腹がすいたらお隣の浦幌町へ。まるmaru ❷でお手頃価格のたこ焼きやおやき片手に町内を散策。小さな旅の思い出に、幕別町のcafe&gallery nanakamado ／工房 十勝の木のうつわでお土産探しを。