vol.34
釧路湿原・阿寒・摩周シーニックバイウェイ
祖父の家業を継いで
炭焼きを残したい
弟子屈町で祖父の後を継ぎ、
炭焼きを営む伊藤さんを追った
Scenic Byway vol.34 冬春号 '24-'25(2024年11月時点の情報です)

私たちがご紹介します
文/大橋 一仁・永田 泰浩
とにかく手作業

弟子屈町の町外れで炭焼きを営む伊藤哲てつなり成さん。炭焼きはとにかく手作業。3日かけて仕入れた原木を木割りする。そして、もともと窯に入っていた炭を2日かけて出し、空っぽになった窯へ木割りした木を、さらに1日かけて並べていく。窯に火を入れて炭が完成するまで約2週間というサイクルで、火が点いている間は薪を補充しながら、もう2つある窯の作業を行う。

32歳で社長に

これだけの重労働にも関わらず、なぜ継いだのか。伊藤さんが祖父の営む炭焼きを継いだのは5年前。札幌で理学療法士をしていたある日、祖父から引退すると電話があった。その時すでに子供がおり葛藤もあったが、「人が減っても炭焼きの文化を残したい」との思いから、炭焼きを継ぐことを決めた。しかし、伊藤さん以外の従業員は現在みな70代超。厳しい現実に向き合いながらも伊藤さんは将来を想い描く。伊藤さんの炭はナラ炭。市販の炭と比べて火力が強く、火が長持ちする。中には「伊藤さんの炭じゃないとダメ」というお客さんもいるとのこと。ごく稀にAコープ中標津店あるる❶で買うことができる。そのほか、道内の焼肉店、焼き鳥店や十勝、釧路、根室管内のイベントへ卸すこともあるそう。知らずのうちに、伊藤さんの炭に出会っているかもしれない。

シュプールを描いたら温泉へ

伊藤さんの炭の原材料でもあるナラの木は国設阿寒湖畔スキー場ウタラ❸で見ることができる。釧路管内唯一のFIS(スキー連盟)公認コースで阿寒湖畔を眺めながらシュプールを描こう!スキーの後はニュー阿寒ホテル❹の絶景温泉で心と体を温めて。

燻している最中の窯

出来上がった炭をカットする機械
これもまた手作業

とっても気さくな伊藤さん
家族は札幌在住で、弟子屈町と行ったり来たり

Aコープ中標津店あるる ❶
住 所

中標津町東4条南1丁目1番地

問合せ 0153-72-2229
営業時間 9:30~20:00
休 日 定休
料 金 元日
429 777 593*18
Drive お立ち寄り情報
国設阿寒湖畔スキー場ウタラ ❸

帽子と手袋以外はレンタル可能。初心者向けのスキースクールもある。レンタル料金の詳細はHPをご確認ください。

シュプールを描く
スキー場から阿寒湖を望む
住 所

釧路市阿寒町シュリコマベツ4-4

問合せ 【冬期】0154-67-2881、【夏期】0154-67-3200(阿寒観光協会まちづくり推進機構)
営業時間 【12月下旬~4月上旬】
※天候によって前後します。9:00~16:00
料 金

大人(高校生以上)1日券3,100円、4時間券2,100円
小人(中学生以下)1日券1,500円、4時間券1,200円
※2024年10月現在の金額です

739 310 558*74
ニュー阿寒ホテル ❹

9F大浴場は最上階に位置し、半露天風呂とサウナを完備。ホテルオリジナルのアロマウォーターを使ったセルフロウリュを楽しめる。さらに、屋上の天空ガーデンスパからは、阿寒湖畔の絶景が広がる。

絶景の天空ガーデンスパ
セルフロウリュスタイルSAUNA
住 所

釧路市阿寒町阿寒湖温泉2-8-8

問合せ 0154-67-2121
営業時間 12:00~17:00
料 金 大人1,300円、小人650円、バスタオル・フェイスタオルセット300円
739 342 633*88
双岳台に永山峠の標柱が建ちました ❷

釧路湿原・阿寒・摩周シーニックバイウェイが企画し、3年間温めてきた永山峠の標柱と案内板が建ちました!今後も永山在兼氏の偉業を語り継ぐとともに、この双岳台・永山峠を、地域の皆さんの大切な場所として守っていきたいと思っています。

除幕式の様子
標柱と双岳(雄阿寒岳・雌阿寒岳)を是非見にいらしてください
住 所 釧路市阿寒町阿寒湖畔双岳台
問合せ 0154-67-2505(釧路市役所阿寒町行政センター阿寒湖温泉支所)
739 446 359*67
Scenic Byway HOKKAIDO

シーニックバイウェイ北海道

シーニックバイウェイ支援センター

〒001-0011

札幌市北区北11条西2丁目2番17号セントラル札幌北ビル4F

9 552 584*33

TEL:011-708-0429(平日 9:00~17:00)

FAX:011-708-0430

E-mail:

※「マップコード」および「MAPCODE」は(株)デンソーの登録商標です。

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