vol.34
知床ねむろ北太平洋シーニックバイウェイ
馬とともに今へ
釧路根室地方は、戦前、軍馬の生産地だったことから馬産が盛んな地域です。
農耕馬として『釧路種』という品種がつくられたほど。
Scenic Byway vol.34 冬春号 '24-'25(2024年11月時点の情報です)

私がご紹介します
文/佐藤 真人
馬の姿が日常に

根室地域の中標津町には空港があり、空の玄関口となっている地域です。この地域には、フットパスやホーストレッキングなどの案内をしているなかしべつ体験観光ネットワーク❶があります。地域の観光案内や上武佐フットパスの維持管理等を行っている団体で、その代表の瀬波秀人さんにお話を伺いました。この地域は、開拓や戦争の歴史の中で馬とともに生き抜いてきた歴史があり、現在でも趣味で馬を飼う人も多く、草競馬なども行われ、日ごろから馬を見かけることができるとのこと。馬を日常的に見かける特徴的なこの地域を訪れ、ホーストレッキングなどの体験メニューを体験して、馬を身近に感じてみてはいかがでしょう。

いざ、乗馬に挑戦!

中標津町には森林や野原を含む広い放牧地に囲まれた環境にムツ牧場❷があります。馬たちはすべてムツ牧場で生まれ育ち、のびのびと暮らし、人との信頼関係をしっかり築いた穏やかな性格で、安心して乗馬ができます。また自然豊かな牧場では乗馬しながらタンチョウやキツネなどの野生動物と出逢えることもあるそうです。

今続く文化を未来へ描く

馬とふれあうことができる、乗馬することができる、楽しむことができる、そんな環境が残っているこの地域ですが、かなり少なくなってきたとのこと。このような状況の中、地域の乗馬文化の普及と発展を目的として活動しているはまなす馬事普及協会❸があります。別海町に拠点を置く乗馬愛好家グループからなるこの協会は、定期的な草競馬、イベントでの乗馬体験の協力などを行っているとのこと。Web検索などで情報を見つけ、是非、見学や乗馬体験をしてはいかがでしょうか?

上武佐フットパス

映画『遙かなる山の呼び声』のロケ地としても知られている

お話を伺ったなかしべつ体験観光ネットワークの瀬波秀人さん

なかしべつ体験観光ネットワーク ❶
住 所

中標津町武佐957-5(上武佐フットパス起点付近)

問合せ 090-8274-9955
448 690 696*48
Drive お立ち寄り情報
ムツ牧場 ひだまり乗馬クラブ ❷

馬に乗ることだけでなく、鞍掛け、片付けなど馬とのコミュニケーションまで経験し、本当の乗馬の楽しさを知っていただける乗馬クラブです。

一年を通して乗馬体験ができます。
住 所

標津郡中標津町協和27線35

問合せ 0153-79-2233
営業時間 【4~9月】10:00~17:00、【10~3月】10:00~15:00
休 日 荒天時
料 金

【乗馬体験】11,000円~(要予約)

429 659 275*47
はまなす馬事普及協会 ❸

例年、春と秋に別海町農村広場馬事競技場で馬事競技大会を行っています。興味のある方は、事務局のOUTLANDのホームページ(https://outlandjerky.com/)を定期的にチェックしてください。

いろいろな馬事競技がみられます。
住 所

野付郡別海町別海132-60

496 763 788*7
今はここだけに

馬と生活する文化が残る道東地域は、草競馬も盛んだったようです。今では別海町だけ。別海町農村広場 馬事競技場では競馬を楽しむ人、見学する人も多く、地域の文化を感じることができます。毎年、9月中旬の別海町産業祭に合わせて2日間の馬事競技イベントが開催されています。

疾走する馬と騎手
競馬を楽しむ人たちもたくさん
住 所 別海町別海132-60
問合せ 野付郡別海町産業祭の情報は、別海町のホームページを確認ください
496 763 788*7
Scenic Byway HOKKAIDO

シーニックバイウェイ北海道

シーニックバイウェイ支援センター

〒001-0011

札幌市北区北11条西2丁目2番17号セントラル札幌北ビル4F

9 552 584*33

TEL:011-708-0429(平日 9:00~17:00)

FAX:011-708-0430

E-mail:

※「マップコード」および「MAPCODE」は(株)デンソーの登録商標です。

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