vol.34
函館・大沼・噴火湾ルート
木育を通じて『笑顔』を描く
日常に寄り添う木のぬくもり、香り道南地域を舞台に子どもから大人まで五感で未来を描く木育コミュニケーション
Scenic Byway vol.34 冬春号 '24-'25(2024年11月時点の情報です)

私がご紹介します
文/中村 幸治
育てることはツクルこと

函館空港から約1時間、渡島半島のシンボル・駒ヶ岳の麓の森町で木育マイスターとして活躍する若者がいると聞き、ソダツクル❶の事務所を訪れた。『けんちゃん』として誰からも慕われる代表取締役の山本賢治さんは、札幌出身の26歳。家具製作会社で働いた後、縁あって5年前から森町に拠点を構え、地域の子供たちから道内外の企業等、幅広く木育を推進。「日々の暮らしで触れる木材はメンテナンスしながら使い続けることで愛着がわき、価値観の変化につながる」という言葉が印象的だった。今後の抱負を伺うと「学生時代から続けてきた木育を通じて、人や地域を育て、道南地域のファンを増やしたい」と笑顔で語ってくれた。けんちゃんの今後の活躍に目が離せない。

『オモシロイ』が見つかる場所

森町から約1時間、酪農が盛んな上八雲地域の廃校をリノベーションして生まれたペコレラ学舎❷へ。市街地の喧騒から離れ、懐かしさを感じる学校の雰囲気に包まれる宿泊施設。ここを訪れる様々な人との交流が面白い。隣接するサウナ小屋は、スタッフとぺコラーと呼ばれるボランティアが地元木材の『道南杉』を使用して仕上げた。目の前に広がる白銀の世界は絶景。夕食は八雲豚ほか八雲産食材をふんだんに使った八雲鍋セットがオススメ。キッチンも完備されているので自炊も可能。夜は教室の面影を残す客室で、ゆっくり語り合いたい。

先人に思いを馳せる

八雲町から約2時間、最後に訪れたのは、五稜郭❸に立つ土方歳三のブロンズ像。ここ五稜郭の地で先人たちに思いを馳せ、過去に学び今を生き、未来を描くことにつなげていきたい。

木育に関わる人々の笑顔をつくっている

航空会社とコラボした木製飛行機は購入可能

北海道認定の木育マイスター 山本賢治さん

株式会社ソダツクル ❶
住 所

茅部郡森町森川町278-102-1

問合せ k-yamamoto@sodatsukuru.co.jp
営業時間 10:00~17:00
休 日 土日祝日
料 金 木工品の購入及び木育体験等、お気軽にご相談ください
490 639 357*03
Drive お立ち寄り情報
ペコレラ学舎 ❷

廃校をリノベーションしたフレキシブルな空間は、様々な人との出会いの場。1年を通して楽しめるキャンプのほか、ファミリーステイやワーケーションも受け入れる仕掛けが充実。

体育館だったホールは、来訪者同士で自由にくつろげる
雪景色に囲まれ『ととのう』瞬間。雪にダイブもまたよし
住 所

二海郡八雲町上八雲296-1

問合せ 090-1230-2808
営業時間 【受付時間】9:00~17:00
休 日 なし
料 金

八雲鍋セット(2人前)3,500円、生ラムジンギスカンBBQセット(1人前)2,000円
【1泊2食付き料金】
■屋内宿泊
【教室(2名部屋)】
1名1泊 8,000円、2名1泊 15,000円

【音楽室(4名部屋)】
1名1泊 9,000円、2名 16,000円
※3名以上での利用も可能
※要問合せ
■キャンプ利用
入場料+サイト料(手ぶらキャンプはサイト料のみ)
【入場料】中学生以上 1,000円、小学生以下 500円(1名)
【サイト料】フリーサイト 1,500円、デイキャンプ 1,000円、手ぶらキャンプ 15,000円~(料金は2名分含む)
※1泊あたりの料金
※人数により追加料金あり

762 124 274*64
五稜郭 ❸ に立つ土方歳三

1869(明治2)年に箱館戦争で35年の生涯を終えた新選組副長、土方歳三のブロンズ像。刀を腰に差し右手に乗馬鞭を持った洋装で、馬上から降り立った凛々しい姿を再現したもの。

アトリウムもイルミネーションで演出(2024/12/1~2025/2/28迄)
厳しくも優しく部下に慕われていた柔和なまなざしが特徴
住 所

函館市五稜郭町43-9(五稜郭タワー1階 アトリウム)

問合せ 0138-51-4785
営業時間 9:00~18:00
休 日 年中無休
料 金 無料(アトリウムのご利用)※タワー展望は有料
86 165 057*03
20th Anniversary シーニックdeナイト

シーニックdeナイトは、国道・道道沿線、観光施設や公園などに、手作りワックスキャンドルで冬の夜を美しく演出する取組み。2006年から函館・大沼・噴火湾ルートの連携プロジェクトとして始まり、この冬で20回目を迎える。

ワックスキャンドルの灯りは優しい気持ちを育む
シーニックの象徴・ハート形キャンドルが各会場に
キャンドルづくりは皆で牛乳パックをコロコロ
住 所

函館・大沼・噴火湾ルート内7~8箇所(予定)

問合せ シーニックdeナイト実行委員会(0138-45-7576(NPO法人スプリングボードユニティ21内))
営業時間 開催時期:2025年2月上旬~下旬の土日、点灯時間:17:00~18:30頃
86 165 057*03
Scenic Byway HOKKAIDO

シーニックバイウェイ北海道

シーニックバイウェイ支援センター

〒001-0011

札幌市北区北11条西2丁目2番17号セントラル札幌北ビル4F

9 552 584*33

TEL:011-708-0429(平日 9:00~17:00)

FAX:011-708-0430

E-mail:

※「マップコード」および「MAPCODE」は(株)デンソーの登録商標です。

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